新学期、がんばる子どもたちへ。ゆっくり慣れていく「ペース」の大切さ

利用者様へ

新学期が始まり、あっという間に1週間が過ぎました。
新しい学校やクラス、初めての先生や友だちに囲まれながら、
なんとか頑張って通っているお子さんも多いのではないでしょうか。

特に、過去に不登校傾向があったお子さんにとっては、
「学校に行けているだけでもすごいこと」です。
まずは、その努力を認め、たくさん褒めてあげましょう。

一方で、保護者の皆さまからは、
「すごく疲れているようで心配です」
「帰ってくると何も話さず寝てしまいます」
といった声もよく聞かれます。


🌱 無理をせず、「慣れる時間」を大切に

1学期の始まりは、ペースを整える大切な時期。
先生と相談しながら、休憩を取りつつ、徐々に慣れていくような関わり方をおすすめします。

たとえば、

  • 宿題の量を減らしてもらう
  • 毎週水曜日はお休みするなど、あらかじめ休憩日を設定しておく
  • 夜はしっかりと睡眠を確保する

など、環境設定の工夫が、子どもの負担を和らげます。


🕊 新しいことを「段階的に始める」選択も

まったく新しい環境で、すべてを同時にスタートさせるのは、大きなストレスになることもあります。

そんなときは、

  1. まずは「学校に慣れる」ことを第一に
  2. 夏休みになったら、放課後等デイサービスや習い事をスタート
  3. 2学期からは学校と福祉サービスの併用生活へ

といった段階的なスケジュールを組んでみるのも良いかもしれません。


最後に

大切なのは、「本人が無理をしすぎないこと」。
今しかできない「安心して慣れる時間」を、ぜひご家庭でも大切にしてみてください。

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