言葉を話し始めるタイミングは人それぞれ
お子さんがなかなか言葉を話さないことに、不安を抱く保護者の方は少なくありません。
特に1歳6ヶ月健診や3歳児健診などで「言葉が遅れている」と指摘されて、初めて心配になったという方も多いのではないでしょうか。
相談支援の目標でも「ことば」は大きなテーマ
私たちが作成する相談支援計画でも、
- 「言葉を話せるようになってほしい」
- 「語彙が増えて、コミュニケーションがスムーズになってほしい」
という目標がよく設定されます。
けれど、「話し始める時期」も「きっかけ」も、本当にさまざまです。
ここでは、実際にお聞きした保護者の声をもとに、3人のお子さんの例をご紹介します。
Aちゃん(4歳)
最初は、「ありがとう」を「と」と一音で表すような、
単音だけの発話が1年ほど続いていました。
その後、ひらがなを理解し、一音ずつ読む練習を通して、
言葉としてつながるようになり、
単語 → 2語文 → 3語文へと、少しずつ会話の形に近づいてきています。
Bくん(3歳)
YouTubeの影響で、英語の単語は話せるけれど、日本語への興味があまりなく、
ほとんど話さない状態でした。
療育に通う中で、英語で理解していた色や動物などを日本語でも言えるようになり、
今では日本語でのやりとりも少しずつ増えてきています。
Cさん(10歳)
幼少期から、PECSやジェスチャーを使ってコミュニケーションをとってきましたが、
言葉はなかなか出てきませんでした。
特別支援学校での関わりの中で、少しずつ「おはよう」「ありがとう」などの
挨拶が言えるようになってきました。
歌が好きなこともあり、今では歌詞をはっきり歌えるようにもなっています。
ことば以外のコミュニケーション
このように、「話し始める年齢」も「方法」も子どもによってさまざまです。
言葉が出ない時期も、ジェスチャーやカード(PECS)などで意思を伝える力が伸びる子もたくさんいます。
焦らず、ひとりひとりのペースを大切に。
その子なりの表現方法を見守りながら、サポートしていきましょう。
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