春は「変化の季節」──そのとき、お子さんの心は
卒業、入学、新年度、新しい担任、新しいクラスメイト…。
春はワクワクやドキドキに満ちた「変化の季節」です。
でも一方で、「楽しみ」よりも「不安」や「大変さ」が先に立つご家族もいらっしゃいます。
ADHD傾向のお子さんに見られる変化
ADHD傾向のあるお子さんの場合、卒業式や終業式の1週間ほど前から次のような様子が見られることがあります。 不眠になる、吐き気を訴える、テンションが急に上がったり下がったりする、来年度への不安を繰り返し話す。。。
そして、これらの状態は入学式や始業式の時期にも繰り返される可能性があります。
ご家族も「慣れている」のに、なぜ?
「うちの子は小さいころから変化に弱い」「新しい人や場所が苦手」とわかっていて、
ご家族が対策を講じていても、当の本人の心が追いつかないというケースは少なくありません。
では、どうすれば少しでも心の負担を減らせるのでしょうか?
相談支援専門員からの5つの提案
以下は、相談支援専門員が実際に提案した支援の例です。
ぜひ、ご家庭の状況に合わせて取り入れてみてください。
① 学校やクラスの見学で「見通し」をつける
事前に校舎や教室を見に行くことで、「わからないから不安」が「知っているから安心」に変わります。
② スクールカウンセラーの活用
この時期だけでもOK。お子さんだけでなく、保護者の方も気持ちを整理する場として利用してみてください。
③ 「変わること」「変わらないこと」を整理する
ご家族や先生と一緒に、「何が変わるのか」「何は変わらないのか」を紙に書き出すと、安心につながります。
④ 学校に配慮をお願いする
「本人が不安に感じていること」や「身体に出ているサイン」を先生方に伝えることで、必要な配慮が受けやすくなります。
⑤ 友達との関係に安心を
ADHD傾向のお子さんは、友人関係に強い不安を感じることが多いです。
「○○ちゃんも同じクラスになるかも」「クラスが別でも関われる機会があるよ」と、安心できる情報を伝えることが大切です。
🌱 おわりに
春の変化は、大人が思っている以上に子どもたちに大きな影響を与えます。
特にADHD傾向のあるお子さんには、「予測可能で、安心できる環境」を整えることがとても大切です。
「困ったら相談できる場所がある」
「家族はちゃんと見てくれている」
そんな感覚を持てるだけでも、お子さんの心は少しずつ安定していきます。
みんなが笑顔で新年度を迎えられるように、無理のない範囲でできることから始めていきましょう。
学校との相談の機会を持ってほしいなど、会議設定は相談支援専門員に
お任せください。
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